SSブログ

信仰がほしい [聖書]

日々の過ぎゆくのを
惜しむことのない信仰
そういう信仰を 私は欲しい。
星の数よりも限りのないすべての時を見通して
人の一生を 興奮と争いの短い一日と見なさずに
友であり 冒険者であり
光である神と共に祝うような、
永遠の喜びの祝いと見なすような
そういう信仰を、私は欲しい

一つの章節が終わったからとて
それがなんだというのだ
黒雲が目をおおったからとて
それがなんだというのだ
私は歌いながら進んでいく

熱い血のたぎる夏を過ぎ
紅葉に映える秋の山を越え
降りしきる雪の冬を耐え
神の与えてくださるいのちの春が
声をあげて とこしえの歌をうたう――
そんな喜びの新しい章節まで進むのだ
そういう信仰を 私はほしい
それはきっと私のものになるのだ
時のもろもろの頂のかなたを見通す
そういう信仰を 私はほしい
(ラルフ・スポールディング・カッシュマン)
asa08.jpg


私は木が好きだ [聖書]

私は木が好きだ、
たくましく、まっすぐに伸びる木が。
戦い疲れた私が
あらしに打たれ、日々の生活に傷つくとき、
木を見上げると、再び力が湧いてくる。
もし、木が曲がらずまっすぐに伸びるなら、
どんなあらしが吹いてもおじ恐れず
雄々しく立ち、雄々しく倒れようとするのなら、
私だって、神の恵みがあればやれるだろう。
私は木が好きだ、
木は私に力をみなぎらせるからだ。

私は木が好きだ。
葉が落ち、裸になり、まるで死んだように見え、
冬が木枯らしと雪を吹き付けても、
そんな災いに、びくともせずに立っている。
じっと春を待ち続けている。
木はそれほどに信仰的なものなのだ。
私は木が好きだ、
木は私に力をみなぎらせるからだ。
(ラルフ・スポールディング・カッシュマン)
tanuki.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。