人それぞれ

人それぞれ、壁の一部に刻むべき
一つの大きな大理石が与えられている。
それは、全体の美しさを高めるために
必要な石だ。
そして、人の魂だけが
それに優雅さを与える不思議な力を持ち、
人の手だけが
それを適当なところに置く塾練さを持つ。
そうだ、人それぞれに
他のだれにも出来ない仕事が
与えられている。
使命はあなたを待っているのだ、
長い時代、あなたを待っていたのだ。
そして、今あなたは現われた。
天にいる者たちは
息を殺してあなたに注目し、
この世にあってあなたが
どのようなチャンスを用いるかを
見守っている。
（作者不明）

夜の来ないうちに

友よ、あなたは
ゆるやかと言う川の岸にある
あくびという町について
聞いたことがあるか。
そこには
ちょっと待てという花が美しく咲いて、
あれかこれかが香りを放ち
柔らかな安逸が生えている。
それは、延期させようという地方の
いったいなんの役に立つかという谷があり
たいくつな気分が
そこにいっぱいになっている。
それは、むとんちゃくな
私は関心がないのホームで
そこには、遅延させよが住んでいる。
（作者不明）
「わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、
まだ日のあるうちに行わねばならない。
だれも働くことのできない夜が来る。」
（ヨハネの福音書９章４節）

沈黙して、ただ神に向かう

わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう
　　神にわたしの救いはある。
　　神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔。
　　わたしは決して恐れない。
お前たちはいつまで人に襲いかかるのか。
亡き者にしようとして一団となり
人を倒れる壁、崩れる石垣として
人が身を起こせば、押し倒そうと謀る。
常に欺こうとして
口先で祝福し、腹の底で呪う。
　　わたしの魂よ、沈黙して、ただ神に向かえ。
　　神にのみ、わたしは希望をおいている。
　　神はわたしに岩、わたしの救い、砦の塔。
　　わたしは動揺しない。

わたしの救いと栄は神にかかっている。
力と頼み、避けどころとする岩は神のもとにある。
民よ、どのような時にも神に信頼し
御前に心を注ぎ出せ。
神はわたしたちの避けどころ。

人の子らは空しいもの。
人の子らは欺くもの。
共に秤にかけても、息よりも軽い。
暴力に依存するな。
搾取を空しく誇るな。
力が力を生むことに心を奪われるな。

ひとつのことを神は語り
ふたつのことをわたしは聞いた
力は神のものであり
慈しみは、わたしの主よ、あなたのものである、と
ひとりひとりに、その業に従って
　　あなたは人間に報いをお与えになる、と。
（詩編62篇）

神の計画の下で

なぜ私は
コンパスも星も地図もなしに
荒れ狂う海の上を漂っているのだろう。
信じ頼ることのおそい心の戸口に
私に対する神の御計画が
待っているというのに。
神の御計画は
巻物のように天より滴る。
日ごとに主は
少しずつ巻物をひも解かれる。
日ごとに主は
少しずつベールを引き上げられる。
それなのに、なぜよろめくのか、
なぜさすらい漂うのか。

神がかじを取っておられるのに
わたしは漂い、
この上なく進路が明確にされているのに
私は手探りし、
港にまっすぐ航海できるのに
私は航路をそれ、
呼べば聞こえるような所に天国があるのに
私は難破している。

神よ、
あなたの御計画のうちに私を助け、
あなたを信じさせて下さい。
私に対する御計画のひとこまひとこまを
私を助けて、日ごと受け入れさせて下さい。
私の意志が
あなたの御心に衝突することが
ありませんように！
神に明け渡した意思は、
神が計画された人生を見出すのです。
（ジェームス・マコンスキー）