すべてを神に

いかに幸いなことでしょう
主よ、あなたに諭され
あなたの律法を教えていただく人は。
その人は苦難の襲うときにも静かに待ちます。
神に逆らう者には、滅びの穴が掘られています。
主は御自分の民を決しておろそかになさらず
御自分の嗣業を見捨てることはなさいません。
正しい裁きは再び確立し
心のまっすぐな人は皆、それに従うでしよう。

災いをもたらす者に対して
　　　わたしたちのために立ち向かい
悪を行う者に対して
　　　わたしに代わって立つ人があるでしょうか。
主がわたしの助けになってくださらなければ
わたしの魂は沈黙の中に伏したでしょう。
「足がよろめく」とわたしが言ったとき
主よ、あなたの慈しみが支えてくださいました。
私の胸が思い煩いに占められたとき
あなたの慰めが
　　　わたしの魂の楽しみとなりました。
（詩編94篇、12～19節）

最も価値ある生涯

　この世を最も益するものは、落ち着いた静かな生涯である。
彼らは恒星のようである。定められた場所にとどまり、神の与
えてくださる光をもって輝いているのである。
　流星は、すばらしい輝きをもって大空を流れ下り、わたしたち
は叫び声をあげて驚嘆する。しかし、流星が消えうせてしまった
のちも、長く、恒星はなお輝き続け、私たちを導くのである。
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自分の信仰を大声で叫ぶ必要はない。
静かな木、耳を澄ましている緑の芝生、
このほうが、私よりはるかに雄弁だ。
星は静かで、決して力を浪費しない。
丘は沈黙を守っている。
しかし、なんとすばらしく
神は語っていることだろう。
（チャールズ・ハンソン・タウネ）
バラは、その香りがどのように
すばらしいかを語るための舌を
必要としない。花も、その美しさ
について、語ることを必要としない。

命の道

わたしは主をたたえます。
主はわたしの思いを励まし
わたしの心を夜ごと諭してくださいます。
わたしはいつも、自分の前に主を見ています。
主は、わたしが動かされないように、
わたしの右におられるからです。
わたしの心は喜び、魂は踊ります。
からだは安心して憩います。
あなたは私の魂を陰府に捨ておかず、
あなたの慈しみに生きる者に
朽ち果てるままにして置かれず、
命の道を教えてくださいます。
わたしは御顔を仰いで満ち足り、喜び祝い
右の御手から永遠の喜びをいただきます。
ダビデの讃歌（詩編16、7～11節）

時には

時には、霧の立ちこめる道
時には、太陽の輝いている道
時には、あきあきするような重荷
時には、快楽で楽しい日
しかしいつも
あなたの御手は私のうちにある。

時には、友人たちとともに行く道
時には、ひとりでの前進
時には、日が暮れてからの休息
時には、ものういわが家への歩み
しかしいつも
あなたは神であられる。
（作者不明）

柔和な心

見ることの出来ない人の心を
さばいてはいけない。
あなたの目には汚点に見えるものが
神の清い光に照らしてみれば
克服した傷跡であるかも知れないのだ。
あなたなら、気を失い
屈服したであろう戦いの場で
勝利を得たときの傷跡であるかもしれない。
（作者不明）