SSブログ

傷のあとはないのか [聖書]

あなたには 傷のあとはないのか
足 脇 手にも 隠れた傷のあとはないのか
私は聞いた 世の人があなたの力をほめるのを
私は聞いた 上る明けの明星があなたをたたえるのを
しかし どうしてあなたには傷のあとはないのか

あなたには痛む傷あとはないのか
私は天より離れ 傷ついて
死ぬために木の上にかけられた
獰猛なおおかみが囲んで 私を裂き 衰えさせた
しかし どうしてあなたには傷がないのか

傷もなく 傷のあともないのか
しもべは主人のようになれば十分なのに
私のあとに従う者は足を刺されたはずなのに
あなたは健やかで 傷もない
傷も傷あともないものが どうして私に従えよう
(エミ・カーマイケル)Toward Jerusalem より
moon159.jpg

祈りと忍耐 [聖書]

どんな人の生涯にも
先を急ぐことも道を開くこともやめ
大きなわざをなすこともやめて
休まなければならない時がある。
神の御心のままに
じっと立ち止るべき時がある。

熱気を帯びた語り合いをやめ
ため息をつくこともせず
荒野の叫びをあげることをやめて
ただ黙っていなければならない時がある。
神の御心のままに
じっと静まるべき時がある。

休止と沈黙が声を合わせて
静かに絶えずに二重唱を歌うのだ。
――、人の魂よ
神のご計画には休みがない、
人の助けを求めることもない。
   立ち止まって見よ、
   静かにして、悟れ。
susuki15.jpg

感 謝 [聖書]

私の神よ 私は感謝します
このように地を明るくして、
光と喜びで満たして下さったことを
地には栄光に輝くもの
気高く正しいものが 多くあります

私はまた、あなたに感謝します
あなたの喜びで溢れさせて下さったことを
高貴な思想や、高貴な行為が
私たちの周りに満ち満ちています
どんな他の暗い所でも
いくらかの愛は見いだされます

・ ・ ・ ・ ・

主よ、私はあなたに感謝します
まだ御手のうちに素晴らしいものがあることを
私たちは多くのものを受けました
でも、余ることも、飽くこともありません
まだ知らない さらに満ちたれる平安を

主よ 私はあなたに感謝します
この世で 私たちの魂が祝福されていることを
しかし 完全な休息を見いだそうとしても
この地上では 与えられることも
見い出すことも 決してないのです
かなたの国で イエスの御胸にすがるまで
(アダレイド・プロクター)
autumn152.jpg

もしあなたが必要とされるなら [聖書]

もしあなたがきょう、一つの手を
必要とされるなら、
人生の苦しさの中で
だれかの手を握りしめるために
きょう、一つの手を必要とされるなら
私の手を取って下さい、
愛する主よ、手を取って下さい。

もしあなたが足を必要とされるなら、
罪と悲しみの結合する道を歩むために
足を必要とされるなら、
わたしの足を用いて下さい、
愛する主よ、私の足を用いて下さい。

もしあなたがきょう、くちびるを
必要とされるならば、
助けをいやす言葉を語るために
くちびるを必要とされるなら、
私のくちびるを満たして下さい、
愛する主よ、私のくちびるを満たして下さい。

もしあなたが目を必要とされるなら、
魂があなたを離れ迷い始めるとき
それを見るための目を必要とされるなら、
私の目で見て下さい。
愛する主よ、私の目で見て下さい。

しかし、愛する主よ、
私の一つ一つのタラントをきよめて、
純化し、そして聖化して下さい。

「十字架をシモンの肩に置いたことは、
彼の全生涯を栄光ある者とした。」
(ルカによる福音書23-26)
sunset159.jpg

発 見 [聖書]

人は言った、
神のくびきは負いにくく
彼の道は行きにくい、と。
人は言った、
自分の持つ主の道と主の目的は
ただ、心労があるだけだ、と。
そこには誰も知らないとげがある、と。
ああ、しかしそうではない、
そこは祝福の道
歌と幸いにあふれた道だ。

人は言った、
神は復讐の神
その御手に民は耐えることができず、
また神は、民の祈りを聞かれない、と。
人は言った、
神の戒めはただ苦難をもたらすだけだ、と。
神の子は恐れの子にすぎない、と。
ああ、しかしそうではない、
私は見いだしたのだ、
彼の御座は、御父のすわられるところ、
求める者がひとりとして
その祝福を否定しないということを。
(クラレンス・エドウイン・フリン)
katyusha.jpg

無名の求道者 [聖書]

彼の名は私たちには告げられていない
――この富める青年の名は。
彼はその日、主を求めた。
私たちはただ次の事を知っている、
彼はたくさんの資産を持っていたこと
そして、彼が去って行ったことを。

彼は去って行った
――喜びから、平安から、そして力から、
想像を超え、言い表せないその愛から、
彼の求めていた永遠の命から、
彼の無価値な黄金のもとへ。

彼は去っていった、
そして、地上の宝を保持した。
しかし、――、そのために
なんという価が支払われたことだろう。
彼は十字架を負うことを恐れ、
その富を失うことを恐れた。
そして、神と天国は失われてしまったのだ。

このように、彼は引き止められた、
彼を引き寄せる安っぽいひものために。
なんという栄誉を見逃したことだろう
――ヨハネやパウロの仲間になること、
イエスの友になること。
それはなんという輝かしい交わりであろう。

なぜなら、
イエスに従うためすべてを捨てた彼らは
そこに不朽の名を見いだしたから、
聖徒と殉教者の名を記す永遠の巻物に
神が、ひとりびとりの輝かしい名を
しるされたから。

私はそこで、
彼の名を見いだすはずだった
――富める青年の名を、
もし彼がその日そこにとどまっていれば。
イエスは彼を愛されたが
彼は無名だった、永遠に無名だった。
それは、彼が去って行ったからだ。
(作者不明)
bizan.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。