御顔の光

あなたはぶどうの木をエジブトから移し
多くの民を追い出して、これを植えられました。
そのために場所を整え、根付かせ
この木は地に広がりました。
その陰は山々を覆い
枝は神々しい杉をも覆いました。
あなたは大枝を海にまで
若枝を大河にまで届かせられました。

なぜ、あなたはその石垣を破られたのですか。
通りかかる人は皆、摘み取っていきます。
森の猪がこれを荒し
野の獣がこれを食い荒らしています。

万軍の神よ、立ち帰ってださい。
天から目を注いでご覧ください。
このぶどうの木を顧みください。
あなたが右の御手で植えられた株を
御自身のため強くされた子を、
それ切り、火に焼く者らは
御前に咎めを受けて滅ぼされますように。
御手があなたたの右に立つ人の上にあり
御自身のために強められた
　　　人の子の上にありますように。

わたしたちはあなたを離れません。
命を得させ、御名を呼ばせください。
　　　　 万軍の神、主よ、わたしたちを連れ帰り
　　　　 御顔の光を輝かせ
　　　　　　　 私たちを御救いください。
(詩編８０-９~２０）