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王位か十字架か  [聖書]

薄暗いたそがれの静けさの中に
私は一人神の法廷に立った。
そして、心を貫くような問いに
直面させられた、
「あなたは彼をどうするか。
王位につけるか、十字架につけるか、
どちらにするか」。
それ以外の選びは、私には許されなかった。

私は涙にぬれた御顔を見つめた。
それは、彼のお苦しみの時に
流された涙だった。
彼の優しい視線はわたしの心を打ち砕いた。
それは、私に対する愛に満ち足りていた。
それは、こう言っているようだった。
「王位か十字架か、
私の側に立つか、私の敵になるか、
あなたは、今日選びなさい」と。

愛の御手は私に向かって差し伸ばされた。
そして彼は歎願するように言われた。
「従いなさい。この私を選びなさい。
私はあなたをこの上なく愛しているから」と。
私は彼に「いいえ」とお答えできなかった。
王位におつけする。十字架にではない。
それ以外どんな道も
私には開かれていなかった。

薄暗いたそがれの静けさの中で
キリストの御足のもとに
私は泣きながらひざまずいた。
そして、私の存在のすべて、希望のすべて、
探求のすべてを、彼に明け渡した。
王位におつけする。十字架にではない。
私の心は、キリスト以外の王を知らない、
これほどまでに私を愛されたキリスト以外の
王を知らない。
(サムエル・ラザフォード)
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