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わたしの民よ [聖書]

わたしの民よ、わたしでは十分ではないのか
わたしの民よ、あなたにとって十分ではないのか。
この世に、宮殿がそびえ立ち
また魔法の花の咲き乱れた園があるのか。
あなたはそのような所にいたいのか。
そこには美しいものがあり、
また偽りのものがある。
偽りであるが美しいものもある。
しかし、あなたはついに
すべてのよいものを
わたしのうちにしか見出さないであろう。
わたしの民よ、わたしでは十分ではないのか、
永遠に、わたしだけで十分ではないのか、
あなたを必要とする、わたしだけで十分ではないのか。
(スソー)
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苦難の日に [聖書]

神に向かってわたしは声を上げ
   助けを求め叫びます。
神に向かってわたしは声を上が
   神はわたしに耳を傾けてくださいます。
苦難の日に、わたしは主を求めます。
夜、わたしの手は疲れも知らず差し出され
わたしの魂は慰めを受け入れません。
神を思い続けて呻き
わたしの霊は悩んでなえ果てます。

あなたは私の瞼をつかんでおられます。
心は騒ぎますが、わたしは語りません。
いにしえの日々をわたしは思います。
とこしえに続く年月を。
夜、わたしの歌を心に思い続け
わたしの霊は悩んで問いかけます。
「主はとこしそえに突き放し
再び喜びを迎えては下さらないのか。
主の慈しみは永遠に失われたのであろうか。
約束は代々に断たれてしまったのであろうか。
神は憐れみを忘れ
怒って、同情を閉ざされたのであろうか。」
わたしは言います。
「いと高き神の右の御手は変わり
わたしは弱くされてしまった。」
わたしは主の御業を思い続け
いにしえに、あなたのなさった奇蹟を思い続け
あなたの働きを一つ一つ口ずさみながら
あなたの御業を思いめぐらします。
神よ、あなたの聖なる道を思えば
あなたのようにすぐれた神はあるでしょうか。
あなたは奇跡を行われる神
諸国の民の中に御力を示されました。
御腕をもって御自分の民を
ヤコブとヨセフの子らを贖われました。

大水はあなたを見た。
神よ、大水はあなたを見て、身もだえし
深淵はおののいた。
雨雲は水を注ぎ
雲は声を上げた。
あなたの矢は飛び交い
あなたの雷鳴は車のとどろきのよう。
稲妻は世界を照らし出し
地はおののき、震えた。
あなたの道は海の中にあり
あなたの通られ道は大水の中にある。
あなたの踏み行かれる跡を知る者はない。
あなたはモーセとアロンの手をとおして
羊の群れのように御自分の民を導かれました。
(詩編77篇)
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穏やかな心 [聖書]

私の愛するものは静かなもの
柔らかく降る雪
空飛ぶ鳥から落ちる柔らかな羽毛
それは少しも音をたてない
バラから落ちる一枚の花びらが
そっと地を求める
人の愛も同じように
ほんとうに美しいものは
音もたてないでそっと注がれる
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私たちには出来ない事 [聖書]

 私たちは、他の者の損失となる利益を獲得すること
はできません。
 私たちは、十字架につまずいて冠を失うこと
はできません。
 私たちは、友を失うような不注意な冗談を飛ばすことは
できません。
 私たちは、終わりには苦い涙となるような笑いをなすこと
はできません。
 私たちは、明日の断食となるような今日の宴会を
することはできません。
 私たちは、最後の悲劇となるようなレースを
することはできません。
 私たちは、火遊びをしたり、蛇をそそのかして
噛まれる危険を犯したりすることはできません。
 私たちは、罪が何らかの真の光をもたらすと
考えることはできません。
 私たちは、皮肉屋の冷笑を本気で扱うことは
できません。
 私たちは、賢人の言葉に対して不注意に耳を傾けないで
いることはできません。
 私たちは、憎しみに対して同じように憎しみを返すこと
はできません。
 私たちは、火をおこし、それをさらに激しく燃え立たせること
はできません。
 私たちは、死と生を交換するという気違いじみた取引を
することはできません。
 しかし、すべてをご覧になる主なるあなたを離れては、
私たちは善に対して盲目なのです。
――私たちが、自分にすることのできない事を知るように、
私たちに光を与えて下さい。
(作者不明)
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全能者の陰に宿る [聖書]

主のご臨在の奥義の中に隠れることを
私の魂はどんなに喜んでいることだろう!
――、イエスのみそばで学ぶ教訓は
なんと尊い事であろう!
地上の心労は決して私をいらだたせない、
また、試練も私を打ち倒すことはない。
なぜなら、サタンが誘惑して来るとき
私は隠れ場に逃れるから。

私の魂が弱りはて、乾いているとき
み翼の陰に
涼しく心地よい避け所がある、
新鮮で透明な泉がある。
そして私たちが甘美な交わりをもつ時
私の救い主は、わたしの傍らで憩われる。
たとえ私が努力しても、
私たちの会合で彼の語られた事を
述べることはできないだろう。
ただこの事を私は知っている、
すべての疑い、悲しみ、恐れを、
私は彼に語るのだ。
――、彼はなんと忍耐強く
耳を傾けられることであろう!
そして、うなだれる私の魂を
励まして下さるのだ。
彼が決して私を叱責されないと思うか、
もし彼が見られた私の罪について
決して語られないとすれば、
彼はなんと偽りの友であることだろう!
主の慈しみの素晴らしさについて
あなたは知りたいと思うか。
行って、彼の陰に隠れよ、
そうすれば、それは報酬として
あなたに与えられるであろう。
その幸いな会合の場所の静寂を
あなたが離れて立つときはいつも
主のみかたちをあなたの顔にもつように
心がけなければならない。
(エレン・ラクシュミ・ゴレ)
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