SSブログ

天地創造 [聖書]

わたしの魂よ、主をたたえよ。
主よ、わたしの神よ、あなたは大いなる方。
栄と輝きをまとい
光を衣として身を被っておられる。
天を幕のように張り
天上の宮の梁を水の中にわたさせた。
雲を御自分のための車とし
風の翼に乗って行き巡り
さまざま風を伝令とし
燃える火を御もとに仕えさせられる。

主は地をその基の上に据えられた。
地は、世々限りなく、揺らぐことがない。
深淵は衣となって地を覆い
水は山々の上にとどまっていたが
あなたが叱咤されると散って行き
とどろく御声に驚いて逃げ去った。
水は山々を上り、谷を下り
あなたが彼らのために設けられた所に向かった。
あなたは境を置き、水に超えることを禁じ
再び地を覆うことを禁じられた。

主は泉を湧きあがらせて川とし
山々の間を流れさせられた。
野の獣はその水を飲み
野ろばの渇きも潤される。
水のほとりに空の鳥は住み着き
草木の中から声をあげる。

主は天上の宮から山々に水を注ぎ
御業の実りをもって地を満たされる。
家畜のため牧草を茂らせ
地からか糧を引きだそうと働く人間のために
さまざまな草木を生えさせられる。
ぶどう酒は人の心を喜ばせ、油は顔を輝かせ
パンは人の心を支える。
主の木々、レバノン杉は豊かに育ち
そこに鳥は巣をかける。
こうのとりの住みかは糸杉の梢。
高い山々は野山羊のため。
岩狸は岩場に身を隠す。

主は月を作って季節を定められた。
太陽は沈む時を知っている。
あなたが闇を置かれると夜となり
森の獣は皆、忍び出てくる。
若獅子は餌食を求めてほえ
神に食べ物を求める。
太陽が輝き昇ると彼らは帰って行き
それぞれのねぐらにうずくまる。
人は仕事に出かけ、夕べになるまで働く。

詩編104篇(1~23)
utusemi3.jpg

新しいカルバリ [聖書]

ひとり、またひとりと
彼らは主から離れ去った。
ついに主はひとり
ピラトの法廷に立たれた。
主は疲れておられたが
雄々しく、まっすぐに立っておられた。
心の悲しみに砕かれていたが
顔には、この上なく深い平安の色があった。
それを見た総督は、沈黙し、恐れた。
そして、ささやいた、
「この人は、いったいどんな悪事をしたのか」と。
(エルサレムの中でだれ一人彼を助けようとはしなかった。)
答えが返って来た、
「この者は、自分が神の子といった!」と。

彼は言われた、
「私は神のひとり子である」と。
――、彼らはどこに行っていたのか、
彼のいやされた足の悪い人や耳の聞こえない人
目の見えない人たちは、どこにいたのか。
どうして、急いで走って来て
言わなかったのか、
「私たちは彼の証人です!」と。
彼らは語るべき事を
この上なく多く持っていたのに!
――しかし、私のために
キリストはしばしば
カルバリにひとりひざまずいておられる。
(エレン・ウェルシマー)
kumori1.jpg

新しい生きた道 [聖書]

イエスは言われた。
「私は道であり、真理であり、命である。
私を通らなければ、だれも父のもとに
行くことはできない。…」
(ヨハネ14-6)

道がなければ、行くことは出来ない。
真理がなければ、知ることはできない。
いのちがなければ、生きることはできない。

神はただ一つの道を作られた。
聖なる神の住まいの高嶺へ
他のどんな道も導くことはない。

神はただ一つの道を作られた!
ただ一つの道を!
あなたは彼を見いだしたいと思うのか。
――、道に迷わないように。
あなたの目の届く限り
見られない多くの道が
曲がりくねって続いている。
キリストはあなたにとって唯一の道だ。

神はただ一つの道を作られた!
あなたの足をそこに置け。
そこには、なつかしい彼の御足の跡が
今でもはっきりと残っている。
道! そうだ!
あなたの主、あなたの友であるキリストが
初めであり、終わりであられる。
(エディス・ヒックマン・デュヴァル)
load2015.jpg

あなた方は世の光である [聖書]

私たちの父のあわれみは
彼の灯台から、永遠に明るく輝く。
しかし、彼は私たちのために、
海岸に沿って
光を配置しておられるのだ。

罪の世は暗く、
怒れる波は叫び狂う。
熱心な目は海岸の光を
あこがれをもって注視する。

兄弟よ、
あなたのかすかなランプの芯を切れ。
今、哀れな水夫が嵐にもまれ、
港に入ろうと努めているが、
暗闇の中に失われるかもしれないのだ。

薄暗くなった灯火を燃え立たせよう!
波のかなたに輝きを送ろう!
気力を失いつつもなを戦っている
哀れな水夫を
助けることができるかもしれない。
あなたが救うことができるかもしれない。

「あなた方は、以前は闇であったが、今は主に
あって光となっている。光の子らしく歩きなさい。」
(エペソ5・8)

主よ、私をあなたのために
輝き続けさせて下さい。
――、私をあなたのために
輝き続けさせて下さい。
夜の闇に包まれたこの世にあって。
私を清く、白く保って下さい。
主よ、私をあなたのために
輝く続けさせて下さい。
(シャルバー・A/ガブリエル)
rose153.jpg

あなたの用いる糸 [聖書]

あなたは今日、どんな糸で
あなたの人生を織っていますか。
すぐに色あせる快楽の糸によってですか。
それともいつまでも続く喜びの糸ですか。
あなたは、自分の織物を
美しく仕上げたいと願っていますか。
あなたがどんな糸を用いるかによって
それは決まるのです!

あなたが見いだす様々な糸の中から
いちばんよい糸だけを用いなさい。
あなたの感情、あなたの知力を
強くする糸だけを用いなさい。
あなたが疑う余地のないまでに
確信できる糸を用いなさい、
弱くなることのない耐久力のある糸を。

あなたは色彩の豊かな
快活で明るい糸が好きでしょう。
また、美しい糸が好きでしょう。
でも、それは正しい糸でなければなりません。
きたるべき日、
あなたが恥ずかしくなるような
結び目や色であってはなりません。

ある糸は
じょうぶで質素な糸でなければなりません。
それは過ぎゆく年月と共に
私たちの上に必ずやって来る
真昼の太陽や苦しみの涙の緊張に
よりよく耐えることを
私たちが知っている糸です。

あなたが用いるすべてにの糸に
いくらか黄金を加えなければ――
豊かな神の愛を加えなければなりません。
それは糸に耐久力を与えます。
美しい色の人生が織れるかどうかは
あなたの用いる糸にかかっているのです。
(アリス・ハンシュエ・モーテンソン)
nemu1.jpg
nemunoki.jpg